エレクトロニクスの豆知識

スイッチング電源の用途 形状別


ユニット型


ユニット型スイッチング電源は、入力整流回路と出力安定化回路を一体化し、
金属ケース構造で構成された機器組み込み型の電源装置です。
この装置は、さまざまな電子機器に組み込まれて使用されます。

ユニットタイプ

特徴

入力整流回路と出力安定化回路が一体化しており、コンパクトな設計です。
金属ケース構造により、外部からの電磁ノイズや熱から内部の回路を保護します。
高効率で電力を変換し、安定した出力電圧を提供します。


主な用途


ユニット型スイッチング電源は、小型で信頼性が高く、さまざまな用途に適した電源装置として広く利用されています。



基板型


電源機能に特化して設計され、より低価格を追求した機器組込み型の電源装置です。
このタイプの電源は、主に電子機器の基板上に直接取り付けられ、電力供給を担当します。

基板タイプ

特徴

電源機能に特化した設計であり、基板単体で構成されています。
コンパクトなサイズとシンプルな構造により、低価格を実現しています。
高効率な電力変換と安定した出力電圧を提供するため、信頼性が高く効率的です。


主な用途


基板単体タイプのスイッチング電源は、電源機能を効率的に提供するために設計され、
低価格ながら信頼性が高い電源装置です。
さまざまな電子機器に組み込まれて使用され、安定した電力供給を実現します。



オンボード型


システムのプリント基板上に実装して使用することができる基板搭載型の電源装置です。
このタイプの電源は、主に電子機器の内部に直接組み込まれ、システムの動作に必要な電力供給を担当します。

オンボードタイプ

特徴

プリント基板上に直接実装され、システム内部に組み込まれています。
小型でコンパクトな設計を特徴としており、スペースの制約のあるシステムに適しています。
高効率で電力変換を行い、信頼性の高い安定した電力供給を提供します。


主な用途


オンボード型スイッチング電源は、プリント基板上に実装されることで、
システム内部の電力供給を効率的かつ信頼性高く行うことができます。
小型でコンパクトな設計なため、スペースの制約のある電子機器に適しています。さまざまなアプリケーションで使用され、
システムの正常な動作に不可欠な電力供給を提供します。



パワーモジュール型


電源の主要機能(整流、電圧変換など)を個別のモジュールとしてモジュール化した、
高電力アプリケーション向けに設計された組み合わせ可能な電源モジュールです。

パワーモジュールタイプ

特徴

主要な電源機能をモジュール単位で個別に組み立てることができます。
これにより、特定の電力要求に応じて構成をカスタマイズすることが可能です。
モジュール間の組み合わせにより、大容量の電力供給が実現されます。
必要な容量に合わせて複数のモジュールを組み合わせることができます。
高効率な電力変換と安定した出力電圧を提供し、大規模な電力要求に対応します。


主な用途


パワーモジュール型のスイッチング電源は、
モジュール単位で電源機能を個別化し、組み合わせることで大容量で高効率な電力供給を実現します。
様々な産業や通信、再生可能エネルギーなどの分野で使用され、大規模な電力要求に対応します。




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