電子機器の多くは直流(DC)で動作しますが、電力会社から供給される電気は交流(AC)です。
このギャップを埋めるのが「AC-DCコンバータ」や「DC-DCコンバータ」の役割です。
それぞれの違いを理解することで、適切な電源選択が可能になります。
AC-DCコンバータは主に家庭用電源や産業用機器で使用され、AC100VやAC200Vの交流を、
必要なDC電圧(例:5V、12V、24Vなど)に変換する役割を果たします。
DC-DCコンバータは、バッテリー駆動の機器や車載システムなどで使用され、直流電圧を異なる電圧レベルに変換します。
項目 | AC-DCコンバータ | DC-DCコンバータ |
---|---|---|
入力電源 | 交流(AC) | 直流(DC) |
出力電源 | 直流(DC) | 異なる電圧の直流(DC) |
主な用途 | 家庭用電源、産業機器 | バッテリー駆動機器、車載電子機器 |
代表例 | スイッチング電源、ACアダプタ | 降圧コンバータ、昇圧コンバータ |
AC-DCコンバータとDC-DCコンバータは、それぞれ異なる役割を持ちます。
AC-DCコンバータは交流を直流に変換するのに対し、DC-DCコンバータは直流同士の電圧を変換します。
電子機器や電源設計において、用途に応じた適切な選択が求められます。