エレクトロニクスの豆知識電子部品と設計技術の比較ガイド

AC-DCコンバータとDC-DCコンバータの違い 

AC-DCコンバータとDC-DCコンバータの違い

電子機器の多くは直流(DC)で動作しますが、電力会社から供給される電気は交流(AC)です。
このギャップを埋めるのが「AC-DCコンバータ」や「DC-DCコンバータ」の役割です。
それぞれの違いを理解することで、適切な電源選択が可能になります。



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AC-DCコンバータとDC-DCコンバータって具体的にどう違うんですか?
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簡単に言うと、AC-DCコンバータは交流(AC)を直流(DC)に変換する装置です。
一方、DC-DCコンバータは直流の電圧を別の直流電圧に変換します。


AC-DCコンバータの特徴

AC-DCコンバータは主に家庭用電源や産業用機器で使用され、AC100VやAC200Vの交流を、
必要なDC電圧(例:5V、12V、24Vなど)に変換する役割を果たします。


DC-DCコンバータの特徴

DC-DCコンバータは、バッテリー駆動の機器や車載システムなどで使用され、直流電圧を異なる電圧レベルに変換します。



AC-DCコンバータとDC-DCコンバータの比較


項目 AC-DCコンバータ DC-DCコンバータ
入力電源 交流(AC) 直流(DC)
出力電源 直流(DC) 異なる電圧の直流(DC)
主な用途 家庭用電源、産業機器 バッテリー駆動機器、車載電子機器
代表例 スイッチング電源、ACアダプタ 降圧コンバータ、昇圧コンバータ


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表を見ると、AC-DCコンバータとDC-DCコンバータの役割の違いがはっきりわかりますね。


まとめ

AC-DCコンバータDC-DCコンバータは、それぞれ異なる役割を持ちます。
AC-DCコンバータは交流を直流に変換するのに対し、DC-DCコンバータは直流同士の電圧を変換します。
電子機器や電源設計において、用途に応じた適切な選択が求められます。






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