スイッチとは

スイッチは、電気回路の開閉を制御するデバイスであり、手動または特定の条件によって電流の流れをオンまたはオフにします。
その動作原理に基づき、機械的スイッチと電子的スイッチの大きく二つのカテゴリに分けられます。


機械的スイッチ


物理的な接触により回路を開閉するスイッチで、直接的なユーザー操作によって機能します。
耐久性と信頼性を重視し、産業用途や家電製品で広く使用されています。


プッシュスイッチ

ボタンを押すことで回路を開閉します。一時的または恒久的な操作に用いられ、電源スイッチや非常停止ボタンに使用されます。


タクトスイッチ

小型で短期的な操作に適しており、クリック感が特徴です。家電の操作パネルやリモコンに広く用いられます。


ロッカースイッチ

ロッカーを揺らすことでオンオフを切り替えるスイッチで、直感的な操作が可能です。
照明のコントロールや一般的な電源スイッチに利用されます。


トグルスイッチ

レバーを切り替えることで操作するスイッチで、確実な物理的フィードバックを提供します。
機械制御パネルや車両のスイッチに適しています。


スライドスイッチ

スライダーを動かして操作するスイッチで、機能選択やモード切替に用いられます。


電子的スイッチ


半導体素子を用いて非接触で回路を制御するスイッチで、リモートコントロールや自動化されたシステムでの使用に適しています。


DIPスイッチ

複数のスイッチが一つのユニットに組み込まれており、回路の設定変更に用いられます。
主に回路基板上で見られ、設定のカスタマイズに利用されます。




選択するスイッチのタイプは、使用される環境、必要な制御の種類、許容されるサイズやコストなど、
アプリケーションの具体的な要件に大きく依存します。
例えば、産業用途では耐久性と信頼性が重視されるため、堅牢な構造を持つ機械的スイッチが好まれることがあります。
一方で、家電製品では操作のしやすさやデザインが重要視されることが多く、小型でスタイリッシュな電子的スイッチが選ばれることがあります。



スイッチの特性比較

特性 プッシュスイッチ タクトスイッチ ロッカースイッチ トグルスイッチ DIPスイッチ スライドスイッチ
操作性 直接押下 軽いタッチ 直感的 物理的確認 設定変更 滑らかな切替
サイズ 可変 小型 中型 中型 小型 中小型
用途 一般的 精密操作 一般操作 耐久性要求 設定 機能選択


スイッチの選定ポイント





注意事項 及び 免責事項


上記の情報は参考情報であり、個々のアプリケーションに適用できるかどうかは保証されません。
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