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耐電圧 とは / dielectric strength 



耐電圧とは

耐電圧とは、材料が絶縁体として機能し続けることができる最大の電圧を指します。
これは電子部品や回路において非常に重要な性能指標の一つで、安全性の確保に直結します。


耐電圧の基礎

ある電圧を超えると、絶縁体が突然導体に変わり、電流が流れ始める現象を電気的破壊と呼びます。
耐電圧はこの電気的破壊が起こる直前の電圧値であり、材料や部品が持つ絶縁耐性を表します。


測定方法

耐電圧は、特定の条件下で材料や部品に電圧を加え、電気的破壊が起こるまでの値を測定することにより求められます。
この測定は非常に慎重に行われ、安全規格に基づいた方法で実施されます。


耐電圧と安全性

耐電圧の値は、使用する環境や条件に応じて安全に動作するための基準となります。
特に、家庭用電器製品や産業機器では、高い耐電圧が求められることが多いです。


耐電圧の重要性


実世界の例

電源アダプター、変圧器、配電盤など、電気を使用するあらゆる機器において耐電圧は重要な指標です。
これらの機器は、設計段階で必要な耐電圧値を満たすように厳しく評価されます。


部品耐電圧用途
電源アダプター300V家庭用電器製品
変圧器15kV産業用途
配電盤600Vビル管理






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