エレクトロニクスの豆知識 | 種類・基礎知識 | 用語
共振回路は、電気的な振動を生じさせる電子回路の一種で、
特定の周波数で高い電圧や電流を生じさせる性質を持っています。
この特性は、無線通信やフィルタリングなど、多くの分野で応用されています。
共振回路は、基本的にコイル(インダクタンスL)とキャパシタ(容量C)で構成され、
この二つの要素がエネルギーを交換することで共振現象を起こします。
シリーズ共振回路は、コイルとキャパシタが直列に接続されている回路です。
この回路では、共振周波数においてインピーダンスが最小になります。
パラレル共振回路は、コイルとキャパシタが並列に接続されている回路です。
この回路では、共振周波数においてインピーダンスが最大になります。
特性 | シリーズ共振 | パラレル共振 |
---|---|---|
インピーダンス | 最小 | 最大 |
エネルギーの流れ | エネルギーが電流を通して交換 | エネルギーが電圧を通して交換 |
適用 | 狭帯域フィルター | 広帯域フィルター |