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RTD とは / 抵抗温度検出器 



RTD(抵抗温度検出器)とは

RTD(抵抗温度検出器)は、温度変化に伴う金属の抵抗値の変化を利用して温度を測定するセンサーです。

RTDは、特に正確な温度測定が求められる産業プロセス制御、研究開発、
環境モニタリングなどの用途に広く使用されています。

このセンサーは、プラチナ、ニッケル、銅などの金属を使用しており、
特にプラチナを用いたPT100やPT1000が一般的で、高精度かつ安定した温度測定が可能です。
RTDは線形性が高く、長期間にわたる使用での信頼性や再現性に優れています。


基本原理


RTDの動作原理は、金属の抵抗値が温度に依存して変化するという性質に基づいています。
温度が上昇すると金属の原子が活発に動き出し、電子の流れを妨げることで抵抗値が増加します。

この抵抗値の変化を測定することにより、温度を非常に正確に検出することができます。
RTDは温度と抵抗値の関係が非常に線形であるため、温度の計算と補正が容易に行えます。


RTDの特徴


高精度な温度測定

RTDは非常に正確な温度測定が可能で、特にプラチナ製のRTDは産業用温度測定の標準とされています。


優れた線形性

温度に対する抵抗値の変化が線形であるため、温度変化を正確に追跡することができます。


長期安定性

高品質なRTDは、長期間にわたって安定した測定値を提供します。


幅広い温度範囲

RTDは、極低温から高温までの広い範囲の温度を測定することが可能です。


RTDの種類と用途

種類 主な用途
PT100 産業プロセス制御、研究開発
PT1000 精密温度測定、環境モニタリング
銅製、ニッケル製RTD 低温域での温度測定、一般的な商業用途




注意事項 及び 免責事項


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